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2009年10月19日 (月)

与那国島 馬が草を食むのどかな西の島

 08年4月、沖縄旅行、4日目つづき。

 ついに日本最西端に到達!その快挙の興奮の余韻に包まれながら、さらに島を探索することにした。レンタカーにて、道なりに進んでいく。

 この島、さほど大きくはないが、中央部に高い山もあり、道路は平坦とは言い難い。草草の生い茂る海岸線を、道路はのびている。ドクターコトーシリーズでは、主人公の先生が必死に自転車をこいでいる様があったが、とても、そんなんで、まわりきれるものではないような気がする。風も強いし、かなり体力がないと、、、。

Img077  やがて比川浜に着いた。断崖つづきの与那国島では珍しい、海水浴のできるビーチだ。美しい砂浜の海岸線だが、人の姿は見当たらない。海開きをしているとはいえ、まだまだシーズンには早いのだろう。この島で唯一の沖縄らしい?風景なのかも。木でできた舟が停められてあった。そして、繋がれたヤギ!?ドラマはよく観ていないから、わからないが、登場していたのだろうか??そう、ここはドクターコトーの島。

Img078  あった!これ、この建物!!やはり浜辺のすぐ側。そのままそっくり撮影されたまま。「志木那島診療所」。看板もそのまま掲げられている。ドラマ(映画にもなった)「ドクターコトーの島」では、ここが舞台となった。医師不足に悩む離島(この与那国島がモデル)にやってきた、青年医師と島の人々との交流を描いた名作。私は全作観たわけではないので、詳しくはわからないが、今でもチャンネルをひねると、放送している。(再放送?)ドラマ人気もあってか、ここを訪れる観光客が後を絶たない。撮影に使った建物も、壊さずに残したのだろう。大賛成。

Img079  中に入り、受付で入館料(!?)を払う。どう見ても、診療所風の造りだ。なんとなく、違和感。待合室のテレビでは、ビデオでドラマのシーンを流していた。ここで待っていると、本当に看護婦さんが出てきて、診察室に導かれそうだ。窓外は、比川浜のビーチ。雨雲は去って、日ざしが戻り、心地よい風が入ってくる。病院の白いカーテンを優しくまくしあげる。

Img080  中に入っていくと、(当然といえば当然だが)診察室と病室だ。しかし、ここは撮影スポット。ドラマではよく出てきたシーンなのだろう。こうして来るのなら、よく観ておけばよかった。チラと観た限りでは、急患の患者さんを運び入れ、必死な医療活動だった。実際の今の島はどうなのだろう。適切な医療体制はとられているのだろうか?ひどい場合はヘリとかで、石垣島とかにある大きな病院へと搬送したりするのだろうか??、、そう考えると、のどかで美しい島だが、いろいろと問題があるのだな、と思う。(住むかどうかは別なんですね)

 「病院」を後にした。先生が自転車で必死にこいだ、道路を、私はレンタカーですいすいと進んでいく。(クルマを借りて、よかったと思った。)

Img081  海を見に、海岸に近づくと、かなり高い断崖絶壁。波も荒い。ご覧の通りの珍しい形をした岩石もあったりする。こういう風景を見る限り、沖縄(イメージで語るのもひけるが)という感じがしない。リアス式海岸、三陸の海を見るような思いだ。(言葉は悪いが)いかにも地の果て、というようなイメージがする。西の果て、そして、日本の主権の及ぶ範囲の先端。もっといえば、国境にあるのだから。、、荒々しいところなのも、うなずける。

Img082  あちこちに馬の姿が見られる。これが与那国馬。野生?なのか、飼育しているのか、とにかく、突然そのあたりの草むらから出てきたりするから、ぎょっとする。天然記念物?かもしれない。はねたりしたら、大変だ。緑の濃い草草が生い茂っていて、彼らは夢中になって食べている。そこに私がいようと、誰が来ようと、どこ吹く風ともなく。彼らにとって、住みやすい環境なのだろう。(これだけ草があるのだから!)後で聞いた話だが、道路には所々に流雪溝のようなダクトが横たわっていて(けっこう見かける)、馬はこれをなぜか嫌い、この溝が柵の役目を果たして、馬を囲い込んでいるとか。なんだか、島全体が放牧場のような考え方だ。、、、面白い話を聞いてしまった。

Img083  やがて島の東の端、東崎(あがりざき)に着いた。対比、西の端、西崎(いりざき)(先ほどの日本最西端の碑のあるところ)からクルマで約20分。あっという間だ。つまりそれほど、島は狭い。(あくまでもクルマなら)緑、緑、緑。ここは草原。与那国馬がいっぱい!あちこちで草を食んでいる。そして、あちらこちらに黒い物体が転がっている。どうも馬の糞なようだ。、、それだけ大勢。馬と共にあるようだ。水牛もいると聞くが、見かけなかった。風がとても強い。灯台目指して歩いた。

Img084  東崎灯台の下から、海をのぞくと、かなりかなり波は高い。こわいくらいだ。天気がさほどよくないから、当然かもしれないが。こうして見る限り、絶海の孤島なような気がしてくる。実際飛行機が停まった、船が来ない、となったら、どうなるんだろう??全ては天気と海の荒れ具合による。このままだと、私は無事今日中に(!)石垣島に戻れそうだ。ほっ。

 フライト時間までまだ少し時間がある。、、ゆっくり飛行場まで戻った。

 途中、役場のある祖納に立ち寄った。ここには民俗資料館がある。集落の背後にある墓地は圧巻。沖縄入りしてからずっと見てきた、あの亀甲墓がずらっと、固められている。この数はすごい。また、比川浜とならぶ、ビーチである、ダンヌ浜にも行ってみたが、家族連れが一組いるだけで、閑散とした浜辺だった。

 与那国島といえば、近年海底遺跡が発見!?されたかで、ダイビングも人気急上昇とか。しかし、この海の状態だと、まだまだ難しいだろう。シーズンが待たれる。

 ガソリンスタンド(おそらく島で一軒しかないのでは??)でクルマのメーターを満タンにして、飛行場にて、レンタカーを返した。フライトまで、食堂で八重山そばを食べた。スープが薄くて、北国の私にはちょっと合わない気がする。

 そして、飛行機。さっきと同じ、小型機。夕方には、石垣空港に到着。無事、与那国島より帰還した。

 少し間があったので、石垣空港や石垣市内をぶらぶらしてみた。海にも行ってみた。誰もいない。暑いけど、海水浴シーズンではまだないようだ。夜はまた、石垣牛ステーキ。酒も飲んだ。

 沖縄の最後の夜が更けようとしていた。満足な眠りが包み込んでいた。

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